ソルノク(読み)そるのく(英語表記)Szolnok

デジタル大辞泉 「ソルノク」の意味・読み・例文・類語

ソルノク(Szolnok)

ハンガリー中部の都市ブダペスト南東約90キロメートル、ティサ川沿いに位置する。河川交通の要地となり、第二次大戦後のダム建設に伴い、製紙業化学工業発達。温泉地としても有名。1848年のソルノクの戦いでハンガリー革命軍がオーストリア軍に大勝した地であり、革命軍を指揮したダムヤニチ=ヤーノシュの名を冠した博物館がある。生化学者カタリン=カリコ生地

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソルノク」の意味・わかりやすい解説

ソルノク
そるのく
Szolnok

ハンガリー中部、ソルノク県の県都。首都ブダペスト東南東約80キロメートルの、チサ川河岸に発展した町。人口7万7631(2001)。交通の要衝で、周辺農業地域の交易の中心地。食品・皮革加工に加えて、第二次世界大戦後、チサ川にダムが建設され、新鋭の製紙セルロース)、化学(肥料工業勃興(ぼっこう)した。市内には、地下1000メートルから湧出(ゆうしゅつ)するラジウムアルカリ泉があり、療治などに利用されている。また、多くの芸術家が住んでおり、芸術の町としても知られる。

[古藤田一雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソルノク」の意味・わかりやすい解説

ソルノク
Szolnok

ハンガリー中東部の都市。ティサ川沿いに位置する。9~12世紀には,マラムレシュ地方 (現ルーマニア北西部) で産する岩塩集散地として知られた。ハンガリー平野の農業の一中心で近年は近代的工場も建設されている。ブダペストからウクライナ,ルーマニアにいたる鉄道がティサ川東岸で分岐する。人口7万 8661 (1991推計) 。

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