つうと(読み)ツウト

デジタル大辞泉 「つうと」の意味・読み・例文・類語

つう‐と

[副]物事が音も立てずに滑らかに進んでいくさま。つうっと。つっと。
「つい―立ってにやるものを」〈逍遥桐一葉
[類語]ついとがばとがばっとむっくとむっくりむくりすっくしゃんとしゃっきりすいとつとすっとさっとぱっと

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「つうと」の意味・読み・例文・類語

つう‐と

  1. 〘 副詞 〙
  2. つうっと
    1. [初出の実例]「何かの事は入まひ、つふとうちへもちこめ」(出典:狂言記・三本柱(1730))
  3. 動作が突然、またはすばやく行なわれるさまを表わす語。ついと。
    1. [初出の実例]「でも何ぞいはうとすると、ついつうと立って去にやるものを」(出典:桐一葉(1894‐95)〈坪内逍遙〉一)
  4. つんと
    1. [初出の実例]「女のくせに、ツーと澄して」(出典:くれの廿八日(1898)〈内田魯庵〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む