デジタル大辞泉
「しゃっきり」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しゃっきり
- 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
- ① 直立するさま、ぴんとつっぱっているさま、硬直するさまなどを表わす語。
- [初出の実例]「しゃっきりとのりけのあるをかぶれるはほんの鼠の頭巾なるべし」(出典:狂歌・古今夷曲集(1666)九)
- ② 人の姿、態度がしっかりしているさまを表わす語。
- [初出の実例]「子にあはぬさきは、しゃっきりとはやすべし」(出典:八帖花伝書(1573‐92)七)
- 「腰もしゃっきりとして」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉上)
- ③ 気持がぴんと張りきっているさま、気持がしっかりして、力がこもっているさまを表わす語。
- [初出の実例]「生姜の一片(ひとへぎ)入る手間で、小町を一切れ喰したら、しゃっきりと気が成て」(出典:浄瑠璃・七小町(1727)三)
- ④ かたくて歯切れのよい感じの音を表わす語。
- [初出の実例]「しゃっきりと・小豆俵のさしの音」(出典:雑俳・銭ごま(1706))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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