すいと(読み)スイト

デジタル大辞泉 「すいと」の意味・読み・例文・類語

すい‐と[副]

[副]音も立てずにすばやく体を動かすさま。さっと。すっと。「すいと身をかわす」「すいと横切る」
[類語]がばと・がばっと・むっくと・むっくり・むくり・すっく・しゃんと・しゃっきり・ついと・つと・すっと・さっと・ぱっと・ふと・ふっと・不意・にわか・はた・身軽い・身軽・軽軽かるがる・軽快・軽かろやか・簡捷かんしょう・はしこい・すばしこい・素早い・手早い・敏速・敏活・迅速・敏捷びんしょう・手ばしこい・手早・速やか・速い・足早・早足・小走り・機敏・一瀉いっしゃ千里・急ピッチ・矢の如し・はかばかしい・目にも留まらぬ・ひらり・ひょい・ひょいひょい・ぴょん・ぴょんぴょん・てきぱき・しゃきしゃき・きびきび・ずんずん・クイック・スピーディー・ハイペース・ちゃちゃと・ちゃちゃっと・さっさ・とっとと・つっと・すたすた・やにわに・ひょっこり・打ち付け・ぶっつけ・急・出し抜け・いきなり・突然・急遽きゅうきょ・唐突・短兵急・忽然こつぜん・俄然・突如・突発的・発作的・反射的・ふいと・つい・ついつい・ひょっと・思わず・思わず知らず・思いがけず・はしなく・はしなくも・図らず・図らずも・時ならず・忽たちまち・卒然・藪やぶから棒・寝耳に水・青天の霹靂へきれき・あっと言う間・見る見る・あれよあれよ・とっさ・とっさに・すぐさま・即座・すかさず・抜き打ち・頓とみに・忽焉こつえん・勃然ぼつぜん・翻然・卒爾そつじ・ばったり・ぱたり・ぱたっと・一足飛び・彗星すいせいの如く・不意打ち・急転・急変・急展開・どきん・がらっと・まさか・ぬっと・意外・不測

すいと[名]

ウマオイムシの別名。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「すいと」の意味・読み・例文・類語

すい‐と

  1. 〘 副詞 〙
  2. ① 刀剣などを抜くさまを表わす語。すらりと。
    1. [初出の実例]「まもり刀をすいとぬき」(出典:浄瑠璃・清原右大将(1677)四)
  3. ② 背丈などの高いさまを表わす語。すらりと。すらっと。
    1. [初出の実例]「すいとはへたる浜の俵物 覆ひとる四方格子の月のくま〈晉子〉」(出典:俳諧・続五元集(1752)宝永二年)
    2. 「若い女のすいとした姿の熱苦しげにもないのが」(出典:プラクリチ(1932)〈幸田露伴〉)
  4. ③ 他の同類のものからとびぬけているさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「鶴程に長い頸(くび)の中から、すいと出る二茎(ふたくき)に」(出典:虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一六)
  5. ④ ものなどが瞬間的にすばやく動いたり変化したりするさまを表わす語。すっと。
    1. [初出の実例]「風の、すいと吹てとをるは」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)一)
    2. 「清子が捉へる袂を、スイと引いて」(出典:鳥影(1908)〈石川啄木〉八)

すいと

  1. 〘 名詞 〙 昆虫「うまおいむし(馬追虫)」の異名。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「すいとはすいっちょすいっちょとなきます」(出典:尋常小学読本(明治三六年)(1903)五)

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