デジタル大辞泉 「ティベリアス」の意味・読み・例文・類語 ティベリアス(Tiberias) イスラエル北東部の都市。ガリラヤ湖の西岸に位置する。紀元後1世紀、ヘロデ王の子ヘロデ=アンティパスが建設し、古代ローマ皇帝ティベリウスの名を冠した。2世紀にユダヤ人がエルサレムを追われて以降、ユダヤ教文化の中心地となり、タルムードが編纂へんさんされた。イエス=キリストにまつわる遺跡や温泉があり、観光保養地として知られる。ティベリヤ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
百科事典マイペディア 「ティベリアス」の意味・わかりやすい解説 ティベリアス[湖]【ティベリアス】 ガリラヤ湖とも。パレスティナ地方,イスラエル,シリア国境の淡水湖。南北21km,東西10km,面積170km2。湖面は海面下209mにある。ヨルダン川が北から南に貫流。イエス・キリストの生涯に関係深く,旧約聖書ではキネレトの海,新約聖書ではゲネサレの海と記されている。→関連項目パレスティナ 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ティベリアス」の意味・わかりやすい解説 ティベリアスてぃべりあすTiberias イスラエル北東部の都市。ティベリアス湖の西岸に位置する。人口3万9900(2001)。紀元後26年にヘロデ王がローマ皇帝ティベリアスの名を冠した都市を建設したのが町の始まりで、古代にはユダヤ文化とくにタルムード(ユダヤ教律法)研究の一中心地として栄えた。周辺にはキリストにまつわる聖跡が多くあり、温泉も湧出(ゆうしゅつ)し、近代的ホテルを有する保養・観光地となっている。[高橋和夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by