デイモス(読み)でいもす(英語表記)Deimos

日本大百科全書(ニッポニカ) 「デイモス」の意味・わかりやすい解説

デイモス
でいもす
Deimos

火星衛星ダイモスともいう。1877年アメリカ、ワシントン海軍天文台ホールにより、もう一つの衛星フォボスとともに発見された。フォボスより外側に位置しており、半径約2万3500キロメートルの軌道を、30時間18分ほどで公転している。火星探査機による観測で、長径が約16キロメートルの不規則な楕円(だえん)形をしており、表面には多くクレーターがあることがわかった。

[村山定男]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デイモス」の意味・わかりやすい解説

デイモス
Deimos

火星の外側の衛星内側フォボスとともに 1877年 A.ホールが発見した。平均光度約 12等。半径は約8×6× 6km。公転周期1日6時間 21分。表面には多くのクレータがある。

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