改訂新版 世界大百科事典 「デデコルクトの書」の意味・わかりやすい解説
デデ・コルクトの書 (デデコルクトのしょ)
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
トルコ系オグズ人の伝説的吟遊詩人デデ・コルクトによって語られた英雄叙事詩。中央アジアからカフカス、アゼルバイジャン、北東部アナトリアを舞台とし、イスラム化したトルコ人と近隣のキリスト教徒との戦闘を主題とする。オグズ人の始祖伝説『オグズ・ナーメ』を受け継ぎ、『オデュッセイア』などオグズ人の接触した他民族の説話をも取り入れている。散文を主体とし、詩や格言をちりばめた12の物語からなり、オグズ人の信仰、慣習、生活、言語、歴史など、イスラム化してまもないトルコ人の民衆文化を知るうえに貴重な材料を提供する。
[永田雄三]
『F. Sümer, A. E. Uysal, W. S. Walker (tr.)The Book of Dede Korkut (1972, Austin & London)』
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...