トラルネパントラ(その他表記)Tlalnepantla

デジタル大辞泉 「トラルネパントラ」の意味・読み・例文・類語

トラルネパントラ(Tlalnepantla)

メキシコ中部、メキシコ州都市。正称トラルネパントラ‐デ‐バス。首都メキシコシティーの北西約13キロメートルに位置し、化学製鉄機械などの工業立地近郊アステカ王国時代のピラミッドなどの遺跡がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トラルネパントラ」の意味・わかりやすい解説

トラルネパントラ
Tlalnepantla

正式名称はトラルネパントラデコモンフォルト Tlalnepantla de Comonfort。メキシコ中部,メキシコ州北東部の都市。メキシコ市の北北西約 10km,標高約 2280mの地にあり,トラルネパントラ川にのぞむ。かつては農牧地帯の中心地であったが,メキシコ市の発展に伴ってその近郊工業都市となり,現在製鉄,化学,機械,電気器具などの工業が立地する。スペイン征服前にインディオオトミ族が建設した町で,のちアステカ族が征服した。市内で当時の遺構が発掘されているほか,近郊にアステカ族の造ったピラミッドをもつテナユカ遺跡やサンタセシリア遺跡がある。人口 70万 3162 (1990推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「トラルネパントラ」の意味・わかりやすい解説

トラルネパントラ
とらるねぱんとら
Tlalnepantla de Comonfort

メキシコ中部、メヒコ州中部の都市。人口4万5575(1978)。首都メキシコ市の北北西13キロメートルにある衛星・住宅・工業都市。農業・畜産地帯の中心地であったが、首都の拡大に伴って発展した。水銀・錫(すず)・アンチモン精錬、鉄・銅の鋳造、機械、化学、電気器具などの工業がある。鉄道交通の要地でもあり、メキシコ中央高原ケレタロサン・フアン・デル・リオ方面への出発地。アステカ王国の支配下にあったため遺跡が残り、付近にピラミッドがある。

[高木秀樹]

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