ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケレタロ」の意味・わかりやすい解説
ケレタロ
Querétaro
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メキシコ中央高原にある都市。ケレタロ州の州都。レルマ川上流の標高1821メートルに位置する。人口53万6463(2000)。鉱山町で、銀、銅、オパールを産出する。この町で、1810年にメキシコ独立の密計が企てられ、1867年には、ナポレオン3世によってメキシコ皇帝に選ばれた、オーストリアのハプスブルク家のマクシミリアンが銃殺され、1917年には憲法が起草されるなど、たびたびメキシコ史の舞台となった。皇帝が銃殺された「悲しみの丘」には廟(びょう)があり、この背後の丘に憲法を手にしたベニト・フアレス元大統領の巨像が立っている。サン・フランシスコ教会、サンタ・クララ教会のほか、8キロメートルにわたる植民地時代の水道橋も残っている。なお、1996年には歴史史跡地区が、2003年にはシエラ・ゴルダ地区のフランシスコ修道会伝道施設群が、それぞれ世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。
[高木秀樹]
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