トランシーバー(その他表記)transceiver

翻訳|transceiver

デジタル大辞泉 「トランシーバー」の意味・読み・例文・類語

トランシーバー(transceiver)

送信機受信機一体になっている携帯用無線通話機。一般に、同一周波数を送・受信のどちらかに切りかえて使う。
コンピューターLANなどのネットワークケーブルの間で、電気信号中継する装置。コンピューター内の信号をネットワークケーブルに適した信号に変換したり、信号のやり取りに伴う衝突を検出したりする役割をもつ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「トランシーバー」の意味・読み・例文・類語

トランシーバー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] transceiver ) 携帯用の無線通話機。送信機と受信機を組み合わせた装置で、同時に送受信することはできない。
    1. [初出の実例]「会長の車にトランシーバーか何かつけたらどうだ」(出典:放送よもやま話(1981)〈坂本朝一〉IV )

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「トランシーバー」の意味・わかりやすい解説

トランシーバー
transceiver

携帯型または可搬型の送受信兼用の無線電話装置。transceiverは送信機transmitterと受信機receiverとの合成語である。小型の無線機で固定局をもたず,見通し距離内のトランシーバー相互間で送受信に共通の周波数(26~27MHz帯に8種類)を使用するのがふつうである。同一の周波数帯を不特定多数の組が共用するため混信することも多く,通話可能範囲があまり広くならないように電波出力も周波数により10Wから5Wに制限されている。同種のものに警察用無線,タクシー用無線などがあり,これらは市販のトランシーバーとは別の周波数の電波を用いている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「トランシーバー」の意味・わかりやすい解説

トランシーバー

1台で送信機受信機を兼用した携帯用または移動用の無線電話装置。500〜5000m程度の短距離通信に利用される。送受信に同一周波数を使用し押ボタンにより送信と受信を切り換える。使用電波は26〜27MHz帯に8種の周波数が決められ,混信防止のため出力に制限がある。
→関連項目移動通信ウォーキートーキー簡易無線

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「トランシーバー」の解説

トランシーバー

Ethernetなどの同軸ケーブルを使ったデータ通信で、コンピューターとネットワークケーブルなどの間で中継を行う機器。送信機(Transmitter)と受信機(Receiver)の用語を組合せた合成語。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android