ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トーダル・マル」の意味・わかりやすい解説
トーダル・マル
Tōdar Mall, Rājā
[没]1589
インド,ムガル帝国第3代皇帝アクバルの行政官,軍人。アクバルはイスラム教徒だけでなく,有能なヒンドゥー教徒も重用し,トーダル・マルもそのうちの一人であった。徴税のためムガル帝国領各地の測量を行ない,税率を決定したことで有名。以後「トーダル・マルの税率」は標準的な税率とみなされたという。武将としても優れ,ベンガル征服,グジャラートの反乱制圧などに活躍した。
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