ナッソー(その他表記)Nassau

デジタル大辞泉 「ナッソー」の意味・読み・例文・類語

ナッソー(Nassau)

西インド諸島北部、バハマ首都。バハマ諸島中部、ニュープロビデンス島の北東岸に位置する。カリブ海地域の代表的な観光保養地として知られる。

ナッソー(nassau)

ゴルフで、1ラウンドをアウト、イン、トータルの三群に分け、それぞれの群の合計打数の上位者に1ポイントの得点を与えるゲーム方法。すべての群で勝てば3ポイントを得る。

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精選版 日本国語大辞典 「ナッソー」の意味・読み・例文・類語

ナッソー

  1. ( Nassau )
  2. [ 1 ] バハマの首都。バハマ諸島中のニュープロビデンス島北東岸にある港湾都市。バハマのタックスヘブン政策によって国際金融の一中心となっている。→タックスヘブン
  3. [ 2 ] 〘 名詞 〙 ゴルフを楽しむベット(賭け)の一つ。一八ホールを前半、後半、全体と分け、得点を争う。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナッソー」の意味・わかりやすい解説

ナッソー
Nassau

西インド諸島北部,バハマの首都。バハマ諸島北西部,ニュープロビデンス島北東岸に位置する港湾都市。温暖な気候,美しい海岸,風光に恵まれることから,観光・保養地として世界的に知られる。 1690年代にチャールズタウンから現市名に改称,1729年以降市の計画的な建設が進められた。現在市域自体は比較的小さいが,海岸に沿って住宅地域が延びている。周辺にはグラスボートのあるマリンガーデンや珍しい熱帯植物を集めた植物園などがあり,橋で結ばれた沖合いのパラダイス島にはカジノナイトクラブなどの施設が設けられ,アメリカ人を中心とした観光客を集めている。南郊の丘にはフィンカッスル要塞 (1793) が保存されている。工業は発達していないが,サイザルアサ海綿柑橘類,トマト,パイナップルなどを輸出。国際空港がある。人口 24万8948(2010)。

ナッソー
nassau

ゴルフで前半9ホール,後半9ホール,トータルと1ラウンドを3区分し,各1ポイントとして,マッチプレーで勝負を決める競技法。各ホールごとに勝負を決め,さらにナッソーを加えるなどいろいろある。いわゆるベット bet (賭け) の一つで,他にベスト・ボールなどがある。

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改訂新版 世界大百科事典 「ナッソー」の意味・わかりやすい解説

ナッソー
Nassau

バハマ連邦の首都。バハマ諸島北部のニュープロビデンス島北岸に位置し,人口18万(2002)。保養地としても世界に知られ,ナッソー港は天然の良港で,世界最大級の観光船が接岸できる。植民地時代の要塞フィンキャスルからの眺望がよい。政庁前のコロンブス像は《スケッチ・ブック》の著者アービングがロンドンで造らせ,1832年に寄付したものである。アメリカ合衆国の禁酒法時代には密貿易者の天国になっていた。
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百科事典マイペディア 「ナッソー」の意味・わかりやすい解説

ナッソー

バハマの首都。バハマ諸島中部,ニュープロビデンス島にあり,観光地として著名。植民地風の古い建物が多く,高層ビルは禁止されている。米国の禁酒法時代は密貿易の拠点であった。タックス・ヘイブン政策によって,多くの外国企業が進出している。25万人(2010,郊外を含む)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナッソー」の意味・わかりやすい解説

ナッソー
なっそー
Nassau

西インド諸島北部、バハマの首都。港湾都市。ニュー・プロビデンス島北東岸に位置する。人口17万8800(2001推計)。17世紀後半からイギリス人が入植し、その拠点として発展した。バハマはタックス・ヘイブン(租税回避地)政策をとっているため、多くの銀行や多国籍企業の事務所が置かれ、国際金融センターとなっている。また、カリブ海地域の代表的な避寒地で、アメリカのマイアミなどから航空・船舶の定期便があり、多くの観光客が訪れる。イギリス領時代の砦(とりで)跡やカジノで有名なパラダイス島がある。

[栗原尚子]

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