デジタル大辞泉 「なんか」の意味・読み・例文・類語 なんか[副助] [副助]《代名詞「なに」に副助詞「か」の付いた「なにか」の音変化から》名詞、名詞に準じる語、活用語の連用形、一部の助詞などに付く。1 一例を挙げて示す。…など。「この着物なんかお似合いです」「映画なんかよく行く」2 ある事物を例示し、それを軽んじていう意を表す。…など。「彼の言うことなんか聞くな」「君になんかわからない」[類語]など・でも・とか・なんて・なんぞ・なぞ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「なんか」の意味・読み・例文・類語 なん‐か 〘 副詞助 〙 ( 「なにか」の変化した語。→補注( 1 ) ) 「など」とほぼ同じに用いる口頭語。体言または体言と同資格の語句を受けて用いる。① 類例を例示または暗示しつつ、代表としてさし示す。[初出の実例]「詞づかいなんかが、どことなく品がゑい」(出典:姪子(1909)〈伊藤左千夫〉)② ある事物を取り立てて例示する。価値的に低いものとして取り立てる場合が「など」よりも多い。[初出の実例]「うちなんかいくら大きくたって腹の足しになるもんか」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一)なんかの補助注記( 1 )「なにか」の変化した「なんか」がもとと思われるが、助詞としての成立には「なんど」「なんぞ」とのかかわりも考えられる。( 2 )用法は「など」「なんぞ」に近いが、「など」よりは狭く、「なんぞ」より広い。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by