なんか(読み)ナンカ

デジタル大辞泉の解説

なんか[副助]

[副助]《代名詞「なに」に副助詞「か」の付いた「なにか」の音変化から》名詞、名詞に準じる語、活用語の連用形、一部の助詞などに付く。
一例を挙げて示す。…など。「この着物なんかお似合いです」「映画なんかよく行く」
ある事物を例示し、それを軽んじていう意を表す。…など。「彼の言うことなんか聞くな」「君になんかわからない」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

なんか

( 副助 )
〔代名詞「なに」に係助詞「か」の付いた「なにか」の転。話し言葉でのくだけた言い方に用いる〕
体言、または体言に準ずるものに接続する。
など(副助)」に同じ。 「これ-君によく似合うんじゃない」
など(副助)」に同じ。 「暑くて勉強-できないよ」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

なん‐か

〘副助〙 (「なにか」の変化した語。→補注(1)) 「など」とほぼ同じに用いる口頭語体言または体言と同資格の語句を受けて用いる。
類例例示または暗示しつつ、代表としてさし示す。
姪子(1909)〈伊藤左千夫〉「詞づかいなんかが、どことなく品がゑい」
② ある事物を取り立てて例示する。価値的に低いものとして取り立てる場合が「など」よりも多い。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一「うちなんかいくら大きくたって腹の足しになるもんか」
[補注](1)「なにか」の変化した「なんか」がもとと思われるが、助詞としての成立には「なんど」「なんぞ」とのかかわりも考えられる。
(2)用法は「など」「なんぞ」に近いが、「など」よりは狭く、「なんぞ」より広い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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