デジタル大辞泉 「ニッパ椰子」の意味・読み・例文・類語 ニッパ‐やし【ニッパ×椰子】 《nipa》ヤシ科の常緑低木。葉は羽状に裂けていて、地際から出る。褐色の卵形の大きな実が多数なり、食用。花柄の液を砂糖の原料にし、葉を屋根を葺ふくのに用いる。インドからオーストラリアにかけ、湿地に生育。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ニッパ椰子」の意味・読み・例文・類語 ニッパ‐やし【ニッパ椰子】 〘 名詞 〙 ヤシ科の植物。東南アジアおよびオーストラリアの水中の泥湿地帯に生える。幹は直立せず泥中を横にはう。葉は地面から出て叢生し、光沢のある緑色で長さ三~一〇センチメートルの披針形をした羽状葉。雌雄同株。肉穂花序は長さ一~二メートルで雌雄別々に直立し、雌花は頭状で大きい。果実は黒褐色の扁平な倒卵形で食用、葉は屋根葺きやかご・むしろの材料とされる。花柄から採取した液を飲用とし、また砂糖をつくる。ニッパ。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例