精選版 日本国語大辞典 「ネープルスイエロー」の意味・読み・例文・類語 ネープルス‐イエロー 〘 名詞 〙 ( [英語] Naples yellow 「ナポリの黄色」の意 ) 顔料名。アンチモン酸鉛を主成分とする黄色顔料。ナポリ近郊から産するものが有名だったところからいう。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
色名がわかる辞典 「ネープルスイエロー」の解説 ネープルスイエロー【Naples yellow】 色名の一つ。JISの色彩規格では「つよい黄」としている。ネープルスはイタリア南部の都市ナポリの英語名。一般に、ナポリの黄色として中世から知られていた顔料のような、やや赤みがかった黄色のこと。少しくすんだイメージ。鉛とアンチモンによる化合物で、19世紀以前の代表的な絵の具の一つ。現代では化粧品や宝飾品などに色名が用いられている。 出典 講談社色名がわかる辞典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネープルスイエロー」の意味・わかりやすい解説 ネープルス・イエローNaples yellow 絵具の色名の一つ。組成はアンチモン酸鉛 ph3(SbO)2 で,アンチモン・イエローとも呼ばれる。ナポリ黄の名もあるように本来はベズビオ火山土から採取された黄色の土性顔料で,中世からジリアーノの名で地塗りなどに用いられていた。古来の色相に似せて,今日ではカドミウム・イエロー,イエロー・オーカー,ベネチアン・レッド,ジンク・ホワイトなどの顔料を配合してつくる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by