ハーグ国際私法会議(読み)ハーグこくさいしほうかいぎ(英語表記)The Hague Conference on Private International Law

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハーグ国際私法会議」の意味・わかりやすい解説

ハーグ国際私法会議
ハーグこくさいしほうかいぎ
The Hague Conference on Private International Law

オランダの学者 T.アッセルの提唱により,各国の国際私法の統一を目的に 1893年以来活動を続けている国際機関。事務局はオランダのハーグに置かれている。戦後は 1951年の第7会期以来ほぼ4年に一度のペースで会議が開催され,戦後採択された条約だけで,89年までに 33を数えている。現在,加盟国は 37ヵ国であるが,非加盟国でも同会議の作成した条約に加盟することは可能である。日本は 1904年の第4会期以来の加盟国であり,「民事訴訟手続に関する条約」「子に対する扶養義務の準拠法に関する条約」「外国公文書認証を不要とする条約」「民事または商事に関する裁判上および裁判外の文書の外国における送達および告知に関する条約」「遺言方式に関する法律の抵触に関する条約」「扶養義務の準拠法に関する条約」の6つの条約を批准している。

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