バラカルド(読み)ばらかるど(その他表記)Baracaldo

デジタル大辞泉 「バラカルド」の意味・読み・例文・類語

バラカルド(Barakaldo)

スペイン北東部、バスク州の都市。ビルバオ北西郊に位置する衛星都市の一。鉱山地帯にあり、製鉄業をはじめとする重工業発展。20世紀末に多く工場が閉鎖されて再開発地域となり、大型商業施設、公園、ビルバオ展示場などが建設された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バラカルド」の意味・わかりやすい解説

バラカルド
ばらかるど
Baracaldo

スペイン北東部、バスク地方ビスカヤ県工業都市人口9万4478(2001)。1940年ごろまでは東方の県都ビルバオの近郊農業漁業中心とした町であったが、現在はバスク地方の豊富な鉄鉱石、とくに白亜紀層より産する赤鉄鉱を利用した製鉄業を中心に、機械などの重工業が集中する。同時に人口も増加し、工業地区外側に住宅地区が広がっている。

田辺 裕・滝沢由美子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バラカルド」の意味・わかりやすい解説

バラカルド
Baracaldo

スペイン北東部,バスク州,ビスカヤ県の工業都市。ビルバオの北西約 5kmに位置する。 20世紀初めには人口1万 5000の農業の町であったが,鉄鉱山地帯に位置することから徐々に工業都市化が進められ,北東のセスタオとともにスペインの鉄鋼業の一中心となった。人口 10万 4883 (1991推計) 。

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