ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バルラハ」の意味・わかりやすい解説
バルラハ
Barlach, Ernst
[没]1938.10.24. ギュストロ
ドイツの彫刻家,版画家,著作家。ハンブルク,ドレスデン,パリで学び,1906年にはロシアを訪れた。 09年にベルリン芸術院会員。 10年から北ドイツのギュストロに定住,素朴な農夫の生活や,老婆,乞食,祈る人などを主題に,木彫やブロンズで表現主義の作品を制作。第1次世界大戦に従軍。 38年にはナチスに退廃的芸術家とみなされ,約 400点の作品が破壊された。残りの作品はリューネブルク付近のバルラハ小美術館,ニューヨークの近代美術館に収蔵。著書に戯曲『死せる昼』 Der tote Tag (1912) ,『自叙伝』 Selbsterzähltes Leben (28) がある。
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