デジタル大辞泉 「バンクス島」の意味・読み・例文・類語 バンクス‐とう〔‐タウ〕【バンクス島】 《Banks Island》カナダ北部、ノースウエスト準州の北極海諸島最西端の島。本土とはアムンゼン湾で隔てられ、東のビクトリア島とプリンスオブウェールズ海峡を挟んで相対する。名称は、英国の植物学者ジョゼフ=バンクスにちなむ。ツンドラが広がり、北側にオーラビク国立公園、西側に渡り鳥のための鳥類保護区がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バンクス島」の意味・わかりやすい解説 バンクス島バンクスとうBanks Island カナダ北部,北極海の諸島のうち最西端の島。面積 6万7000km2。東は狭いプリンスオブウェールズ海峡でビクトリア島に接する。更新世に氷床に覆われていたため,ゆるい起伏の波状地形を示し,湖沼の多いツンドラが卓越する。南西岸の北緯 72°に唯一の定住集落サックスハーバーがある。1851年ロバート・マックルールが発見,1914~17年にビルヒャルマー・ステファンソンが初の踏査を敢行した。極地の動物が多く生息する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「バンクス島」の意味・わかりやすい解説 バンクス島ばんくすとうBanks Island カナダ北部、カナダ北極海諸島南西端の島。南北約300キロメートル、東西約210キロメートル、面積6万0165平方キロメートル。標高は一部を除き1000メートル以下で、北部海岸は比高200メートル前後の崖(がけ)となっている。北部は礫質(れきしつ)ツンドラ、南部は低木・地衣ツンドラ地域である。南のカナダ本土との間に西のボーフォート海に開けるアムンゼン湾があり、北西航路の一部にあたる。[大竹一彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by