日本大百科全書(ニッポニカ) 「バンドリエス」の意味・わかりやすい解説 バンドリエスばんどりえすJoseph Vendryes(1875―1960) フランスの言語学者。1907年にパリ大学のインド・ヨーロッパ語比較言語学の教授となり、同時に、高等学術研究院のケルト語学の主任を兼任した。古アイルランド語の研究、ギリシア語やラテン語のアクセントの研究、キプロス島の碑文の解読の試み、などで知られる。1921年刊行の『言語学概論――言語研究と歴史』は、当時の言語学における重要な諸問題を広く公正に扱った概説書として優れたものである。[竹内公誠 2018年7月20日]『藤岡勝二訳『言語学概論――言語研究と歴史』(1938・刀江書院)』 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バンドリエス」の意味・わかりやすい解説 バンドリエスVendryes, Joseph [生]1875[没]1960フランスの言語学者。パリ大学ならびに高等学術研究院教授。インド=ヨーロッパ語族とりわけケルト語派の研究に多くの業績があるほか,言語に関する一般的考察として『言語-歴史への言語学的序論』 Le langage: introduction linguistique à l'histoire (1921) の著書がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by