バーリントン(読み)ばーりんとん(その他表記)Burlington

デジタル大辞泉 「バーリントン」の意味・読み・例文・類語

バーリントン(Burlington)

米国バーモント州北西部、同州最大の都市シャンプレーン湖岸に臨む通関港を有し、工業が盛ん。バーモント大学をはじめとする大学がある文教都市でもある。また、観光・保養地としても知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「バーリントン」の意味・わかりやすい解説

バーリントン
ばーりんとん
Burlington

アメリカ合衆国、バーモント州北西部、シャンプレーン湖に臨む同州最大の都市。人口3万8889(2000)。通関港をもつ工業の中心地で、鉄鋼、製材、電子機器、機械、缶詰食品など多種工業が発達する。1773年に町が建設され、「一八一二年戦争」では重要な基地として活躍した。景勝地に恵まれたリゾート地でもあり、バーモント大学(1791創立)を柱に教育・文化施設も多い。独立戦争で活躍したE・アレンゆかりの地であるとともに、哲学者ジョン・デューイの生地でもある。一八一二年戦争の激戦地であったバッテリー・パークは、夕陽の名所としても知られる。

[作野和世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「バーリントン」の意味・わかりやすい解説

バーリントン
Burlington

アメリカ合衆国バーモント州北西部の工業都市。人口3万8885(2002)。シャンプレーン湖東岸に位置し,夕日の眺めが美しいバッテリー公園があり,夏と冬の保養地でもある。州最大の都市で,ミサイルや大砲の部品,情報処理機器,繊維,食品加工などの工業がある。1773年に定住が始まり,1865年に町制施行。バーモント大学の所在地。哲学者J.デューイの生誕地。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バーリントン」の意味・わかりやすい解説

バーリントン
Burlington

アメリカ合衆国,ニュージャージー州西部の町。デラウェア川にのぞみ,対岸はペンシルバニア州ブリストルである。 1677年清教徒が入植,81年にはウェストジャージー地方の中心都市になり,1702年~90年ニュージャージー州の州都。 18~19世紀には河川交通鉄道による物資集散地となり,種々の工業も興った。 1736年最初の植民地紙幣が B.フランクリンの印刷所で印刷され,77年州で初めての新聞が発行されたのもここである。人口 9835 (1990) 。

バーリントン
Burlington

カナダ,オンタリオ州南部の都市。オンタリオ湖西岸にあり,南のハミルトンとは,バーリントン湾 (ハミルトン港) をまたぐ約 6.4kmのバーリントン湾スカイウェー橋で結ばれている。 1810年頃に集落ができ,湖畔の水浴場,果樹栽培の中心地として発展したが,1950年代からはハミルトンやトロントの大都市圏に入り,工業化が急速に進んだ。鉄鋼製品,家具,化学薬品,靴などの工場が立地する。人口 17万5779(2011)。

バーリントン
Burlington

アメリカ合衆国,バーモント州北西部の都市。シャンプレーン湖東岸の丘陵上にあり,1773年に製材所,造船所などができたのが起源。ハドソン川を航行するフェリーでニューヨークと結ばれる。港はかつてカナダからの木材輸入港であったが,現在は原油の取扱いが行われ,軍需,電気器具,建築用鉄材などの各種工業が発達している。 91年創立のバーモント大学がある。人口3万 9127 (1990) 。

バーリントン
Burlington

アメリカ合衆国,ノースカロライナ州中部の都市。 1855年のノースカロライナ鉄道開通後に発展した工業都市で,繊維,電子,金属,化学,薬品,家具,酪農製品の工場が立地する。 1771年独立戦争にさきがけて,イギリス本国と植民地との間で戦われたアラマンスの古戦場は,現在州立公園となっている。人口3万 9498 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のバーリントンの言及

【ユートピア】より

…知識の獲得,人知の向上はユートピアの必須条件とされているかのようだ。J.ハリントン《オシアナ共和国》(1656),シラノ・ド・ベルジュラック《別世界または月世界諸国諸帝国》(1657),G.deフォアニ《南の未知の国》(1676)などの例をあげられるが,いずれも構想の奇抜さにもかかわらず,内容的にはひじょうに現実的である。 これにたいして第2の形式は,キリスト教的色彩の強いものである。…

※「バーリントン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android