ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パウルス・ディアコヌス」の意味・わかりやすい解説
パウルス・ディアコヌス
Paulus Diaconus
[没]797頃.モンテカシノ
イタリアの歴史家。ランゴバルド族の貴族の出身。モンテカシノ修道院に入ったのち,デシデリウス王の宮廷顧問官として仕えた。ランゴバルド王国滅亡後,一時はカルル1世 (大帝) に仕えたが,のち著作に専念。中世に愛誦された『説教集』 Homiliarumや,364~553年の『ローマ史』 Historia Romana,伝承,口碑を記した『ランゴバルド史』 Historia gentis Langobardorumなどが有名。
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