デジタル大辞泉 「パウロアフォンソ滝」の意味・読み・例文・類語 パウロアフォンソ‐たき【パウロアフォンソ滝】 《Cachoeira de Paulo Afonso》ブラジル北東部を流れるサンフランシスコ川に架かる滝。バイーア州とアラゴアス州の州境の町パウロアフォンソに位置する。最大落差約80メートルの滝にダムが設置され、水力発電を行っている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「パウロアフォンソ滝」の意味・わかりやすい解説 パウロ・アフォンソ滝 (パウロアフォンソたき)Cachoeira de Paulo Afonso ブラジル北東部を流れるサン・フランシスコ川の河口から約300km上流,アラゴアス州の西端にある,3段からなる落差約80mの滝。アフリカのザンベジ川にあるビクトリア滝によく似ている。滝の周辺は国立公園になっている。しかし,1945年サン・フランシスコ川水力発電会社が創設され,この滝を利用した発電所が建設されたので,近い将来,滝は姿を消す運命にある。1~2月は水量が多く,観光に最適である。執筆者:西沢 利栄 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パウロアフォンソ滝」の意味・わかりやすい解説 パウロアフォンソ滝パウロアフォンソたきCachoeira de Paulo Afonso ブラジル北東部,サンフランシスコ川下流部にかかる滝。大西洋の河口から約 300km上流,同川がバイア州とアラゴアス州の州境をなす部分にあり,一連の急流部と3段の滝から成る。落差は合計 84m,幅 20m以下,流量は毎秒 3000m3。これを利用して多目的のトレスマリアスダムと大規模な水力発電所が建設されており,レシフェ,サルバドルをはじめ同国北東部一帯の諸都市に送電している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「パウロアフォンソ滝」の意味・わかりやすい解説 パウロ・アフォンソ滝ぱうろあふぉんそたきCachoeira de Paulo Afonso ブラジル北東部、サンフランシスコ川にかかる滝。同川の河口より約250キロメートル上流に位置し、花崗(かこう)岩質の岩石からなる平坦(へいたん)な高原から、数個の落ち口に分かれて落下している。落差の最大は81メートル。この滝を利用して、パウロ・アフォンソ第1~第4の4つの発電所がつくられ、合計350万キロワットの電力が、ブラジル北東部地方一帯に供給されている。[松本栄次] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例