日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビッグ・ベン」の意味・わかりやすい解説 ビッグ・ベンびっぐべんBig Ben ロンドン、イギリス国会議事堂の時計塔についている巨大な時鐘。重さが13トン半もあり、15分ごとにそのどっしりした音をテムズの川面(かわも)に響かせる。国会議事堂が完成したのは1850年で、初代の時鐘設置委員長だったサー・ベンジャミン・ホール自身の愛称ビッグ・ベンにちなみ、この大時鐘もビッグ・ベンとよばれるようになった。時計塔は高さ97メートルの角形で、四面に径7メートルの文字盤を備えている。[紅山雪夫][参照項目] | イギリス ビッグ・ベン 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビッグ・ベン」の意味・わかりやすい解説 ビッグ・ベンBig Ben イギリス,ロンドンのイギリス国会議事堂の上にある,正確さと重さで有名な大時鐘(→鐘)。議事堂北側にそびえるウェストミンスターの時計塔(96m)につるされている。1859年にエドマンド・ベケットの設計により鋳造されたが,当初の工事を担当したベンジャミン卿の功績にちなんでこの名称で呼ばれ,のちにこの時計全体の名称となった。鐘の直径約 2.7m,重量 13.5t,当時 4万ポンドの費用を要してつくられた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報