ファミリーファンド

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ファミリーファンド」の意味・わかりやすい解説

ファミリーファンド

ユニット型投資信託の募集方式を維持しながら運用管理面で合理化をはかるものとして,1967年の証券投資信託法改正で認められ,70年から実施された証券投資信託一種で,日本独自のもの。信託期間は定められず,残存元本が設定額の 20%未満になったとき投資家に償還される。毎月設定されるユニットはベビー・ファンドとして個別的には運用せず,いくつかのユニットをまとめたマザー・ファンドを設定してそれを合同運用するもので,具体的には個々のユニットがマザー・ファンドの受益証券を買うという形式をとる。収益分配は年1回で,普通型のユニット型投資信託と同じである。価格変動準備金制度が設けられ,安定性に配慮がなされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android