デジタル大辞泉 「フェイジョアーダ」の意味・読み・例文・類語 フェイジョアーダ(〈ポルトガル〉feijoada) ⇒フェジョアーダ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「フェイジョアーダ」の意味・わかりやすい解説 フェイジョアーダfeijoada フェイジョン(インゲンマメ)を主体としたブラジルの代表的な料理。牛肉,豚脂,干し肉,ソーセージ,ベーコン,そのほか豚の足,皮,耳,鼻等(これらの使用は最近減少)をこの豆と長時間塩味で煮込んだもので,北部ではカボチャ等の野菜も入れる。植民地時代に起源をもち,白人の好まない肉の残余物の料理法として,黒人奴隷が発達させた。今日では水曜日,土曜日の昼食に,米,マニオク粉,チリメンキャベツ等とともに供される。ブラジル人の国民的な感情に強く結びついた料理として知られる。執筆者:前山 隆 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「フェイジョアーダ」の意味・わかりやすい解説 フェイジョアーダ ブラジルの料理。植民地時代に北東部のプランテーションで働く黒人奴隷たちが,白人の食べない豚の足や耳,皮,しっぽ,臓物などを塩漬にしておき,フェイジョンという黒豆とともに長時間煮込んで食べたのに由来する。栄養がありおいしいというので次第にブラジルの国民的な料理として普及してゆき,現在では多くのレストランで水曜日と土曜日のランチタイムに供されている。 現在のフェイジョアーダは豚の各部の塩漬のほか,牛や豚の生肉やソーセージ,ベーコンなども入った黒っぽいシチューで,白いご飯や緑色の葉野菜の油炒め,ファリーニャと呼ばれるマニオク(イモの一種)の粉,コショウ入りのソース,櫛型に切ったオレンジなどの皿とともに出される。ご飯の上にフェイジョアーダや野菜炒めをのせ,ファリーニャをふりかけたり,ソースをかけたりして,好みに応じて混ぜ合わせて食べる。オレンジをふりかけてもよい。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「フェイジョアーダ」の解説 フェイジョアーダ【feijoada(ポルトガル)】 ブラジル料理の一つ。フェイジョン・プレトという黒いいんげん豆、種々の燻製(くんせい)肉や干し肉、リングイッサという生ソーセージ、豚の脂身・耳・豚足などを香辛料とともにじっくりと煮込み、塩で味つけしたもの。ご飯とともに食べる。ブラジルでは水曜日と土曜日に食べることが多い。◇「フェジョアーダ」ともいう。 出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報 Sponserd by