フォートスミス(読み)ふぉーとすみす(英語表記)Fort Smith

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フォートスミス」の意味・わかりやすい解説

フォートスミス
Fort Smith

アメリカ合衆国アーカンソー州西部の都市。アーカンソー川中流南岸に位置する。地名は 1817年ここに駐屯した守備隊長 T.スミス将軍の名にちなむ。州西部の地区裁判所があり,長期にわたってオクラホマ州のインディアン准州を管轄した。天然ガス田,アーカンソー,オクラホマ炭田の中心に位置し,亜鉛精錬,石油,天然ガス,木材,金属,製紙ガラス工業などが発展。一方,肥沃なアーカンソー河谷では園芸農業が行われ,牧畜家禽の飼育,精肉業も盛ん。毎年家畜品評会とロデオが開かれる。人口7万 2798 (1990) 。

フォートスミス
Fort Smith

カナダ,ノースウェスト准州マッケンジー地区の町。アルバータ州との境界アサバスカ湖からグレートスレーブ湖に流れるスレーブ川の早瀬の下流部に 1870年代にできたハドソン湾会社の交易所が起源荷物の積替え地として重要であり,現在でもウランの集積地となっている。ウッドバッファロー国立公園の観光基地でもある。人口 2480 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「フォートスミス」の意味・わかりやすい解説

フォート・スミス
ふぉーとすみす
Fort Smith

アメリカ合衆国、アーカンソー州北西部、セバスチャン郡の郡都。人口8万0268(2000)。オザーク台地の麓(ふもと)で、アーカンザス川がポトー川と合流する地点に位置する。綿花、トウモロコシ、家畜を産する農業地帯が周辺にあり、それらの取引の中心地である。また、オザーク台地の木材を利用した木工製品、家具やガラス、ブロックなどの工場もある。1817年に集落が建設され、42年に町となった。

[菅野峰明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android