フォートスミス(英語表記)Fort Smith

デジタル大辞泉 「フォートスミス」の意味・読み・例文・類語

フォート‐スミス(Fort Smith)

米国アーカンソー州北西部の都市アーカンソー川とポトー川の合流点に位置する。周辺に農業地帯が広がり、綿花トウモロコシ集散地となった。現在は食品加工業、電気機械工業など、製造業が盛ん。

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改訂新版 世界大百科事典 「フォートスミス」の意味・わかりやすい解説

フォート・スミス
Fort Smith

アメリカ合衆国アーカンソー州北西端,セバスチャン郡の郡都。人口8万0268(2000)。オザーク台地のふもとに位置し,州第2の都市。トウモロコシ,綿花,家畜を産する周辺の農業地帯の取引中心地であるとともに,オザーク台地の木材を利用した木工品,家具および紙製品,そしてガラス繊維ブロックなどを産する工業都市でもある。1817年軍の駐屯地として集落が建設され,42年に町となった。49年にはゴールドラッシュカリフォルニアへ向かう人々の重要な取引地となり,無法者保安官の活躍の舞台となった。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フォートスミス」の意味・わかりやすい解説

フォートスミス
Fort Smith

アメリカ合衆国,アーカンソー州西部の都市。アーカンソー川中流南岸に位置する。地名は 1817年ここに駐屯した守備隊長 T.スミス将軍の名にちなむ。州西部の地区裁判所があり,長期にわたってオクラホマ州のインディアン准州を管轄した。天然ガス田,アーカンソー,オクラホマ炭田の中心に位置し,亜鉛精錬,石油,天然ガス,木材,金属,製紙,ガラス工業などが発展。一方,肥沃なアーカンソー河谷では園芸農業が行われ,牧畜,家禽の飼育,精肉業も盛ん。毎年家畜品評会とロデオが開かれる。人口7万 2798 (1990) 。

フォートスミス
Fort Smith

カナダ,ノースウェスト准州マッケンジー地区の町。アルバータ州との境界,アサバスカ湖からグレートスレーブ湖に流れるスレーブ川の早瀬の下流部に 1870年代にできたハドソン湾会社の交易所が起源。荷物の積替え地として重要であり,現在でもウランの集積地となっている。ウッドバッファロー国立公園の観光基地でもある。人口 2480 (1991) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「フォートスミス」の意味・わかりやすい解説

フォート・スミス
ふぉーとすみす
Fort Smith

アメリカ合衆国、アーカンソー州北西部、セバスチャン郡の郡都。人口8万0268(2000)。オザーク台地の麓(ふもと)で、アーカンザス川がポトー川と合流する地点に位置する。綿花、トウモロコシ、家畜を産する農業地帯が周辺にあり、それらの取引の中心地である。また、オザーク台地の木材を利用した木工製品、家具やガラス、ブロックなどの工場もある。1817年に集落が建設され、42年に町となった。

[菅野峰明]

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