ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブオナロッティ」の意味・わかりやすい解説
ブオナロッティ
Buonarroti, Filippo Michele
[没]1837.9.17. パリ
イタリア生れのフランスの革命家。ピサ大学で法学を学び,フランス革命の勃発に感激してコルシカ島に渡り,封建制打倒のために戦った。 1792年2月パリのジャコバン・クラブに加入,ロベスピエール派として活動。テルミドール九日の反動で逮捕されて1年の獄中生活をおくり,そこで F.バブーフと知合った。釈放後パンテオン・クラブの議長となり,その後バブーフを指導者とする蜂起計画に参加したが失敗し,流刑に処せられた。ナポレオン1世の特赦を受けたが,帝政への協力を拒み,1812年グルノーブルで反乱を画策。失敗してジュネーブに逃亡。カルボナリ党員としてイタリアの自由主義運動に参加したが,再び追放処分を受けブリュッセルに亡命。そこで『バブーフのいう平等のための陰謀』 Conspiration pour l'égalité dite de Babeuf (1828) を書き,バブーフ主義を解明。 30年パリに帰った。
ブオナロッティ
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