ブルーデージー(読み)ぶるーでーじー(英語表記)blue daisy

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブルーデージー」の意味・わかりやすい解説

ブルーデージー
ぶるーでーじー
blue daisy
[学] Felicia amelloides Voss
Agathaea coelestis Cass

キク科(APG分類:キク科)の半耐寒性常緑亜低木。別名をブルーマーガレットblue margueriteといい、和名ルリヒナギク。南アフリカ原産。高さ30~90センチメートル、葉は対生する。長い花柄上に淡青色の舌状花を開く。中心花は黄色で、清楚(せいそ)な愛らしさがある。春の鉢物として温室内で栽培し、矮化(わいか)剤で処理したものが販売され、人気をよんでいる。花期は長く、花壇に移し植え出すと、5月から秋まで咲き続ける。日当りのよい場所であればどこでもよく育つが、夏季に乾燥すると弱るので、定期的に灌水(かんすい)する。繁殖は春か秋に挿芽で行い、春挿しは秋、秋挿しは春に開花する。

[山口美智子 2022年4月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブルーデージー」の意味・わかりやすい解説

ブルーデージー
Felicia amelloides; blue daisy; blue marguerite

ルリヒナギクともいう。キク科フェリシア (ルリヒナギク) 属の半低木状草本。青色の辺花と黄色い心花のさわやかな対比が好まれ,鉢植えで流通する。南アフリカ原産で,高さは 30cm~1m近くなる。葉は倒卵形で対生。長い柄の頂部に直径 3cm前後の頭状花をつける。日当りと水はけのよい環境を好む。比較的寒さに強く,3℃以上あれば越冬する。温室内では冬も咲き続ける。挿木で増殖できる。

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