ベビーシッター(読み)べびーしったー(英語表記)babysitter

翻訳|babysitter

共同通信ニュース用語解説 「ベビーシッター」の解説

ベビーシッター

保護者依頼を受け、自宅を訪れて子どもを預かるなどする。国家資格ではないが、保育士や幼稚園教諭といった資格を持つ人もいる。残業など、保護者が仕事都合で利用するケースが多い。冠婚葬祭や保護者のリフレッシュを含めて幅広い目的で利用できる。事業者が所属するベビーシッターを派遣する方法や、利用者がインターネットマッチングサイトを通じてベビーシッター個人に直接依頼する形態がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベビーシッター」の意味・わかりやすい解説

ベビーシッター
babysitter

親の代りに乳幼児面倒をみる人。女性の社会進出や核家族化などを背景に,近年利用者がふえている。欧米では学生のアルバイトとして定着しているが,日本では業者に依頼する場合が多い。サービス内容は,あくまで母親に代って乳幼児の世話をする在来型,出産後の母親とともに育児の手伝いをするタイプ,さらに家庭教師的役割まで付加したタイプに分けられる。ベビーシッターの担い手としては保育士などの有資格者,子育ての経験者,大学生など,経験や経歴も多様で勤務形態も違う。業者の規制もなく,規模にもレベルにもばらつきがあることから,1989年ベビーシッターの質的向上,業者の健全な発展などを目的に全国ベビーシッター協会が発足,当時の厚生省も初めてベビーシッター調査研究事業費を計上した。通産省,労働省のほか厚生省が乗出した背景には,対応が遅れ多くの事故を起したベビーホテルへの反省がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベビーシッター」の意味・わかりやすい解説

ベビーシッター
べびーしったー
babysitter

親の不在時に、かわりに家庭で子供の保育にあたる人をいう。アメリカではすでに長い歴史をもち、とくに高校生や大学生にとってよいアルバイトになっている。それは、両親がそろって社交の場に出る機会が多く、高校生らには時間的な余裕があるので、需要と供給のバランスが保たれているからである。個人的な契約が多いが、紹介所もある。わが国では、1973年(昭和48)に初めて私設のサービス機関が設立されたが、多くは育児経験のある人がそれに登録して、需要に応じている。

[平井信義]

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