ボラティリティ(読み)ぼらてぃりてぃ(その他表記)Volatility

M&A用語集 「ボラティリティ」の解説

ボラティリティ

株価変動率のことで統計学手法によって計算される標準偏差。株価が上下に動き易い銘柄ほど高い数値で表される。ストックオプションの価格算定をする際に使われる重要な変数のひとつで、ボラティリティが高い銘柄(株価の変動が激しい銘柄)はオプション評価額が高く、ボラティリティが低い銘柄(株価の変動が穏やかな銘柄)はオプション評価額が低く算定される。一般にストックオプション導入に積極的なベンチャー企業ほどボラティリティが高い傾向があり、ストックオプションの費用処理(ストックオプション会計)はベンチャー企業のインセンティブプランの再考とストックオプションの設計の再考を促した。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボラティリティ」の意味・わかりやすい解説

ボラティリティ
volatility

金融商品価格の予想変動率のこと。オプション取引に使われる言葉。オプション価格を決定する要因としては期日までの時間,金利動向などがあるが,ボラティリティ自体がオプション価格に最も大きな影響を与える。予想変動率が高まれば,それだけリスクを負った商品とみなされ,取引価格も上昇する。

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投資信託の用語集 「ボラティリティ」の解説

ボラティリティ


収益の変動性のこと。リスクの計測に用いられる概念。例えば、標準偏差もボラティリティを測る指標一つで、ボラティリティを測る指標を用いてリスクを計測することが一般的である。

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