マイグレーション(読み)まいぐれーしょん(その他表記)migration

翻訳|migration

図書館情報学用語辞典 第5版 「マイグレーション」の解説

マイグレーション

デジタル情報の長期的な保存戦略の一つで,あるハードウェアとソフトウェア構成からより新しい構成へ,またあるコンピュータ技術から次世代技術へと,情報のフォーマットメディアを逐次変換していくこと.メディアの寿命が長くても,メディアやデータフォーマット規格が更新されると,記録された情報が利用できなくなるため,技術変化に対応して情報の完全性を保持することが目的である.ただし,完全なレプリカを作ることは意図していないので,新世代技術との互換性を確保する中で,元の情報の表示や検索の能力が欠落することもある.

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最新 地学事典 「マイグレーション」の解説

マイグレーション

migration 

(2)反射法地震探査や音波探査においてデータ処理の最終段階で適用される処理で,時間断面上で見かけの位置に現れる傾斜した反射面を真の反射面の位置に移動させる操作,または,複雑な構造や散乱体から発生した回折波面を回折点の位置に収斂させる操作。地層の速度と反射面の形状が関係する。例えば,時間断面上の反射面の傾斜角αと地層の傾斜角δとの間には地層の速度を一定としてsin δ=tanαの関係がある。また時間断面上の双曲線状の回折波面は地質断面で点または球になる。マイグレーションにより構造解釈が可能な反射断面を得る。数学的には波動方程式に基づいて反射波形から反射点位置を求める逆散乱問題の一種と捉えられる。イメージングとも。[渡辺 俊樹・中条 純輔]
(3)大陸成長説において新しい地向斜が古いクラトンの外側へ順次できていくことを地向斜のマイグレーションといった。また,変成作用などにおける物質移動を,その機構を問わない場合,マイグレーションという。

執筆者:

参照項目:移動
参照項目:反射法地震学

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マイグレーション」の意味・わかりやすい解説

マイグレーション
まいぐれーしょん
migration

本来は移動や移住などを意味することばであるが、情報システム関連ではシステムやプログラム、データなどの移行作業をさす。

 具体的には、企業システムの再構築に伴う基幹システムの新しいプラットフォームへの交換、データベースバージョンアップなどによるデータ移行作業、サーバー置き換えによる各種データの移管、UNIX(ユニックス)向けに開発されたプログラムのWindows(ウィンドウズ)プログラムへの書き換えなど異なるOS(オペレーティングシステム)間での移植、オフコンからパソコンへのシステム移行など、異なる環境や機種間の移行に伴うさまざまな作業を含む。そのなかで、メインフレーム(大型の汎用コンピュータ)からオープンシステム(仕様が公開されているため自由な組合せができるシステム)へのシステムの移行はとくにレガシーlegacyマイグレーションとよばれている。富士通、NEC、日本IBM、日本ユニシスなど多くのIT関連企業が、マイグレーションのためのツールやサービスを提供している。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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