日本大百科全書(ニッポニカ) 「マイ・フェア・レディ」の意味・わかりやすい解説
マイ・フェア・レディ
まいふぇあれでぃ
My Fair Lady
ミュージカル。台本・作詞アラン・ジェイ・ラーナー、作曲フレデリック・ロー、主演レックス・ハリソン、ジュリー・アンドリュース。1956年3月15日からニューヨーク初演、2717回続演された。G・B・ショーの『ピグマリオン』の翻案で、言語学者ヒギンズ教授が、ロンドン下町の花売り娘イライザを6か月で貴婦人に仕立て上げるという友人との賭(か)けに勝ち、彼女と結ばれる物語。主要歌曲は『一晩中踊れたら』『君住む街で』『スペインの雨』など。63年(昭和38)9月、ブロードウェー・ミュージカル初の翻訳上演作として日本初演。64年、ジョージ・キューカー監督、オードリー・ヘップバーンとR・ハリソン主演で映画化され、作品賞、監督賞など八つのアカデミー賞を受賞した。
[青木 啓]