マンガロール(英語表記)Mangalore

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マンガロール」の意味・わかりやすい解説

マンガロール
Mangalore

インド南西部,カルナータカ州南西部,アラビア海にのぞむ港湾都市。ダクシンカンナド県の行政庁所在地。 14世紀からアラビアと交易し,16世紀中頃にはポルトガル占領,1763年マイソール藩王国領になり,造船基地がおかれた。 99年イギリスに移譲。ウェスタンガーツ山脈一帯を後背地とし,カシューナッツ,コーヒー,チーク材,ココナッツ,ビャクダン,米,カルダモンなどの農林産物を積出しする。近年ではムンバイ (ボンベイ) ,ゴアコーチンに次ぐアラビア海の第4の港として開発が進められ,鉄鉱石の輸出港となっている。綿織物と瓦の製造が盛んで,ほかに磁器やココヤシ繊維製品を産する。同国のキリスト教の一中心地で,ローマ・カトリック教会が運営し,マンガロール大学に属する3つのカレッジがある。人口 27万 2819 (1991) 。

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