ムイッズィー(その他表記)Mu`izzī, `Abdullāh Muḥammad

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムイッズィー」の意味・わかりやすい解説

ムイッズィー
Mu`izzī, `Abdullāh Muḥammad

[生]1048頃
[没]1126頃
ペルシアの頌詩詩人。著名な詩人の子として生れ,セルジューク朝のスルタン,マリク・シャーとサンジャルに宮廷詩人として仕え,「詩人の王」の称号を得た。サンジャルの矢に当ったのがもとで没した。ホラーサーン派詩人の流れをくみ,特に頌詩と抒情詩にすぐれた。現存する1万 8000句以上から成る『ムイッズィー詩集』 Dīwān-e Mu`izzīには多くの歴史的な出来事や風習が巧みな描写で詠み込まれている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ムイッズィー」の意味・わかりやすい解説

ムイッズィー
むいっずぃー
‘Abd Allāh Muammad Mu‘izzī
(1049―1126ころ)

ペルシアの詩人。セルジューク朝宮廷詩人の子としてニシャブールに生まれる。同朝のスルタン、マリク・シャーとサンジャルに仕え桂冠(けいかん)詩人となった。ホラサーン派最後の代表的頌詩(しょうし)詩人と評される。約1万8000句からなる『ムイッズィー詩集』は頌詩が主体である。素朴な用語、無技巧な表現で知られ、多くの優れた比喩(ひゆ)を用いたことが大きな特色である。

[黒柳恒男]

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