むくつけし

大辞林 第三版の解説

むくつけし

( 形ク )
無骨でむさくるしい。現代語では、連体形「むくつけき」の形で用いられる。 「 - ・き男」
(相手の正体などがわからず)うす気味が悪い。恐ろしい。 「おいらかに鬼とこそ向ひ居たらめ。-・き事/源氏 帚木
行動などが常軌を逸している。 「奇異あさましく-・く怖しかりし人の有様かな/今昔 25
無骨である。無風流である。 「 - ・き心の中にいささか好きたる心まじりて/源氏 玉鬘

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

デジタル大辞泉の解説

むくつけ・し

[形ク]
無骨(ぶこつ)である。無作法である。無風流である。現代語としては、「むくつけき大男」のように連体形だけが用いられる。
「やれやれ―・き痩(やせ)法師の」〈仮・竹斎・上〉
気味悪い。不気味である。
「物の怪(け)のさまと見えたり。あさましく―・し」〈・若菜下〉
常軌を逸していて恐ろしい。
「(強イ風ガ)物も見えず吹き迷はして、いと―・ければ」〈野分

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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