無造作(読み)ムゾウサ

デジタル大辞泉 「無造作」の意味・読み・例文・類語

む‐ぞうさ〔‐ザウサ|‐ザフサ〕【無造作/無雑作】

[名・形動]
1 たやすいこと。また、そのさま。「頼みを―に引き受ける」
2 技巧をこらさないこと。念入りでないこと。また、そのさま。「―な筆づかい」
[類語](1)楽楽・やすやす・軽軽かるがる・むざむざ・楽らく・容易・簡単・易しい・容易たやすい・訳わけ無い・与くみし易い・易易いい・悠悠・難無く・苦もなく・ちょろい・簡略・簡易・あっさり・手っ取り早い・易い・手軽・手軽い・造作無い・軽い・生易しい・イージー・朝飯前・楽勝・お茶の子・お茶の子さいさい・屁への河童かっぱ・掌たなごころを返す・労せずして・赤子の手をひねる・お手の物・事も無げ・手も無く・見す見す・まんまと・平易・軽易・安易・物ともせず・すんなり・すいすい・首尾良く・ちょいちょい・ちょちょいのちょい・平たい・訳わけがない・簡明・平明・らくちん・棚から牡丹餅ぼたもち・スムーズ・卑近・平俗・すらすら・何でもない・何の事はない・あっけない・世話がない・お安い・安直・甘い・とんとん拍子・首尾良く・淀よどみ無く・滑らか・簡便・手慣れる/(2)野暮・野暮ったい・無粋・無骨・無風流・無作法・泥臭い・むくつけし・プリミティブ・かっこ悪い・ださい・不細工・ぎこちない・田舎臭い・不格好・無様・不体裁・醜態・醜悪・醜い・見苦しい・みっともない・はしたない・埃ほこりっぽい・汚い・むさくるしい・汚らしい・小汚い・薄汚い・汚らわしい・ばっちい・むさい・泥まみれ・不潔・不浄・不衛生・不純・尾籠・みすぼらしい・ぼろい・ぼろぼろ・おんぼろ・よれよれ・ぽんこつ・老朽化・汚穢おわい・汚れ物・汚濁・けがれ・よごれ・汚点・汚染・くすむ・薄汚れる・汚れる・煤すすける・垢あかじみる・まみれる・油じみる・汗じみる・老醜・醜・ばばっちい・しどけない・目障り・爺じじむさい・グロテスク・不器量・弊衣破帽・だらしない・醜怪・浅ましい・見辛い・見るに見兼ねる・地味・冴さえない・見るに堪えない・目も当てられない・惨憺さんたん・貧相・貧乏臭い・貧乏たらしい・うらぶれる・貧弱・しがない・忌まわしい・馬鹿正直・しょぼい・しょぼくれる・興醒ざめ・興醒ざめる・味気ない・俗っぽい・素人臭い・うざい・時代遅れ・流行遅れ・陳腐・殺伐・稚拙・無味乾燥・鈍臭い・低俗・俗悪・ちんけ・かったるい・芋・きもい・悪趣味・田舎侍・山猿・卑俗・世間知らず・アナクロ・アナクロニズム

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精選版 日本国語大辞典 「無造作」の意味・読み・例文・類語

む‐ぞうさ‥ザウサ【無造作・無雑ザフ作】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. ① ( 「造作」はつくりだすこと。つくりあげること ) 仏語。何もしないこと。何も智慧などはたらかさないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「このもろもろの当人の知覚に昏せざらしむることは、静中の無造作にして、直証なるをもてなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)弁道話)
  3. ② 技巧をこらしていないこと。簡潔なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「かりに立る小屋かけ物見の桟敷は、おほくは丸太をよせてするこそ無造作なれ」(出典:俳諧・類船集(1676)末)
  4. ③ 造作がないこと。たやすいこと。あるいは、簡単で手軽であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「つつしみおそれて、ちっとも事をむざうさにたやすふせぬ」(出典:直方敬斎箴講義(17C後))
    2. 「悟ったる僧引導の無造作よ」(出典:俳諧・水馴棹(1705))

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