デジタル大辞泉
「無造作」の意味・読み・例文・類語
む‐ぞうさ〔‐ザウサ|‐ザフサ〕【無造作/無雑作】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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む‐ぞうさ‥ザウサ【無造作・無雑ザフ作】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 )
- ① ( 「造作」はつくりだすこと。つくりあげること ) 仏語。何もしないこと。何も智慧などはたらかさないこと。また、そのさま。
- [初出の実例]「このもろもろの当人の知覚に昏せざらしむることは、静中の無造作にして、直証なるをもてなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)弁道話)
- ② 技巧をこらしていないこと。簡潔なこと。また、そのさま。
- [初出の実例]「かりに立る小屋かけ物見の桟敷は、おほくは丸太をよせてするこそ無造作なれ」(出典:俳諧・類船集(1676)末)
- ③ 造作がないこと。たやすいこと。あるいは、簡単で手軽であること。また、そのさま。
- [初出の実例]「つつしみおそれて、ちっとも事をむざうさにたやすふせぬ」(出典:直方敬斎箴講義(17C後))
- 「悟ったる僧引導の無造作よ」(出典:俳諧・水馴棹(1705))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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