百科事典マイペディア 「ムバーラク」の意味・わかりやすい解説
ムバーラク
→関連項目アラブの春|エジプト|モルシ
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…その後エジプトは,60年代に,アメリカの南北戦争を契機として綿作と綿花貿易を飛躍的に拡大させ,良質の綿花の単作供給市場として特化してゆくこととなる。こうした経済的社会的変化に対応して,土地法・商法その他の法制の洋式化も進行したが,思想の面ではタフターウィーやアリー・ムバーラクのように自立的な近代化を志向する人びとも現れた。 第3代のサイード・パシャ(在位1854‐63)が認可してイスマーイール・パシャ(在位1863‐79)のもとにフランス人レセップスが69年に開いたスエズ運河は,エジプトの戦略的地位の重要性を飛躍的に高め,かえって災いを招くことになった。…
…クウェートは公式には第1次世界大戦までオスマン朝の宗主権を認めていたが,実質的には独立国家であった。1896年大首長ムバーラクが宮廷クーデタで即位してからはイギリスへの傾斜を強め,1899年イギリスの保護国となる条約を結んだ。
[政治]
1950年に〈近代化の父〉といわれるアブドゥッラー首長が即位し,61年にイギリスとの保護関係を解消してクウェートは独立した。…
※「ムバーラク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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