ムースジョー(その他表記)Moose Jaw

デジタル大辞泉 「ムースジョー」の意味・読み・例文・類語

ムース‐ジョー(Moose Jaw)

カナダ、サスカチュワン州南部の都市。州都リジャイナの西約70キロメートルに位置する。カナダ太平洋鉄道、トランスカナダハイウエーが通る交通要地周辺は豊かな穀倉地帯で、小麦集散地となっている。製粉業、精肉業などの食品加工業が盛ん。カナダ軍の基地所在

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関連語 工業化

改訂新版 世界大百科事典 「ムースジョー」の意味・わかりやすい解説

ムース・ジョー
Moose Jaw

カナダ,サスカチェワン州南部の都市。人口3万2132(2006)。カナダ・プレーリーの中心都市の一つで,小麦や肉牛,羊の集散地として知られる。付近では亜麻も栽培される。カナダ・パシフィック鉄道,トランス・カナダ・ハイウェー(大陸横断道路)が通るほか,航空路の要点でもある。製粉,食品加工,製材毛織物などの工業も行われる。近くに炭田褐炭)や硫黄採掘場がある。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ムースジョー」の意味・わかりやすい解説

ムース・ジョー
むーすじょー
Moose Jaw

カナダ、サスカチェワン州南部の都市。人口3万2131(2001)。カナダ太平洋鉄道、カナダ国有鉄道やトランス・カナダ・ハイウェーの沿線にあり、交通の要地である。豊かな小麦・穀物地帯をもち、製肉、製粉、酪農品製造などの軽工業のほか、石油精製、鉄道車両修理など重工業も行われている。1882年に建設された比較的若い町である。

[山下脩二]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムースジョー」の意味・わかりやすい解説

ムースジョー
Moose Jaw

カナダ,サスカチュワン州南部の都市。州都リジャイナの西約 70kmにあり,カナディアンパシフィック鉄道が通じる。広大なコムギ地帯でその集散地。州内では最も工業化が進み,石油精製,製粉が行われ,食肉加工工場がある。カナダ空軍教育隊の基地もある。人口3万 3593 (1991) 。

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