メゾン・カレ(英語表記)Maison Carree

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メゾン・カレ」の意味・わかりやすい解説

メゾン・カレ
Maison Carree

フランス,ニームにある古代ローマ神殿。ローマの植民市であった前 20年頃,アグリッパによって起工された。きわめて均整のとれた形態もち,ローマ帝政初期のギリシア建築の影響が強い時代を代表するものとして有名。前面柱廊をもち,その背後内陣を配する平面で,内陣部分の外側に付け柱を配するいわゆるプセウドペリプテロス (擬似周柱式) を採用している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android