デジタル大辞泉 「モスト」の意味・読み・例文・類語 モスト(Most) チェコ北西部、ボヘミア地方の都市。13世紀に都市権を獲得。19世紀後半より石炭採掘により工業都市となった。赤い屋根の鐘楼をもつフネビン城、16世紀建造のゴシック様式の聖母被昇天教会など歴史的建造物が残る。かつて公害が深刻化したが、現在はワインや果物の生産が盛ん。ドイツ語名ブリュクス。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「モスト」の意味・わかりやすい解説 モストJohann Most生没年:1846-1906 ドイツ出身の革命家,アナーキスト。製本職人として遍歴中,スイス,オーストリアで社会主義運動に参加した。1871年以降ドイツ社会民主党の地方紙を編集し,74,77年帝国議会に当選。情熱的で激しい演説で労働者の人気をかちえ,繰り返し投獄された。社会主義者鎮圧法に抗し79年ロンドンで《自由Freiheit》を発刊,党指導部に反議会主義を迫り,80年除名される。このころからアナーキズムに向かう。82年渡米,同紙の発行を継続し,移民労働者に影響を与えた。執筆者:三宅 立 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「モスト」の意味・わかりやすい解説 モストもすとMost チェコのボヘミア地方北西部にある鉱工業都市。人口6万8755(2001)。モスト褐炭田の中心地。13世紀の中世都市に起源をもち、19世紀後半に石炭採掘が本格化して発展した。第二次世界大戦中にはナチス・ドイツ領として空爆で大きな被害を受けたが、16世紀の後期ゴシック様式の教会が残されている。酸性雨など環境破壊が著しく、大きな問題となっている。[中田瑞穂][参照項目] | ボヘミア 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モスト」の意味・わかりやすい解説 モストMost ドイツ語ではブリュクス Brüx。チェコ西部,チェヒ (ボヘミア) 地方北西部の都市。プラハ北西約 80km,ドイツとの国境近く,北チェヒ炭田地帯の中心に位置する。 11世紀以来の町で,ルネサンス期の鐘楼,後期ゴシック様式の聖堂などがある。現在は炭鉱業の中心で,製鉄,化学工業,窯業なども盛んであるが,そのため大気汚染などの公害が深刻化している。人口7万 675 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by