もんじゃ焼き(読み)もんじゃやき

精選版 日本国語大辞典 「もんじゃ焼き」の意味・読み・例文・類語

もんじゃ‐やき【もんじゃ焼】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「もんじやき(文字焼)」の変化か ) 熱した鉄板の上にゆるく溶いた小麦粉を流し、その中に野菜魚介、肉などの具を入れて、混ぜながら焼いて食べるもの。
    1. [初出の実例]「二、三人の子供がモンヂャ焼(ヤキ)をやいてゐる」(出典彼女とゴミ箱(1931)〈一瀬直行〉スケッチ・ブックから)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本の郷土料理がわかる辞典 「もんじゃ焼き」の解説

もんじゃやき【もんじゃ焼き】


小麦粉をゆるく溶いてウスターソースを加えた生地キャベツなどの具を混ぜて鉄板で焼いた軽食お好み焼きに似るが、水分がかなり多い。まず混ぜた生地の中から具材だけを取り出して炒め、ドーナツ状に「土手」を作った中に生地を流し込み、少し煮立たせてから生地と具材を混ぜ合わせ、端から「はがし」という小さなへらではがし取りながら食べる。東京月島の名物料理となっている。

出典 講談社日本の郷土料理がわかる辞典について 情報

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「もんじゃ焼き」の解説

もんじゃやき【もんじゃ焼き】

小麦粉をゆるく溶いてウスターソースを加えた生地にキャベツなどの具を混ぜて鉄板で焼いた軽食。お好み焼きに似るが、水分がかなり多い。まず混ぜた生地の中から具材だけを取り出して炒め、ドーナツ状に「土手」を作った中に生地を流し込み、少し煮立たせてから生地と具材を混ぜ合わせ、端から「はがし」という小さなへらではがし取りながら食べる。東京・月島の名物料理となっている。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のもんじゃ焼きの言及

【お好み焼】より

…この屋台の文字焼屋は,太鼓をたたいて流し歩いたため〈どんどん焼〉の名も生じた。また,文字焼をなまった〈もんじゃ焼〉の語もひろく分布しており,大阪などでは〈一銭洋食〉とも呼ばれた。なお,お好み焼に近いものに〈たこ焼〉があるが,これはくぼみをつけた鉄板,または銅板を用いる点で,文字焼よりはむしろ今川焼の系統に属するものである。…

※「もんじゃ焼き」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android