粘土鉱物の一つでスメクタイトのグループに属する。吸水しやすくコロイド状になり、もとの体積の数倍にも膨張する。主成分のうちカルシウムやナトリウムは他の陽イオンと交換できる。土壌に普遍的に含まれているほか、火山物質起源の堆積(たいせき)岩が変質を受けると、純度の高いものが生成されやすく、大規模なものはベントナイト鉱床を形成する。ベントナイトはモンモリロン石が主成分になっているもので、土木関係の地盤強化や漏水防止材、鋳物・製鉄関係の粘結材、農薬・肥料・飼料の混合剤などとして利用されている。少量のモンモリロン石は、熱水鉱脈鉱床、ペグマタイトからも産出する。日本では産地が多いが、とくに東北日本にはベントナイト鉱床がよく発達している。英名は原産地フランスのモンモリロンMontmorillonに由来する。
[松原 聰]
montmorillonite
化学組成Na0.33(Al, Mg)2Si4O10(OH)2・4H2O,スメクタイト族の粘土鉱物の一員。モンモリロナイトとも。単斜晶系,空間群C2/m,格子定数a0.517nm, b0.894, c1.52, β~90°,単位格子中2分子含む。白・淡黄・淡褐色,土状。劈開{001}に完全。硬度1~2。酸性火山岩・火山砕屑岩の熱水変質や風化によって生成。命名はフランスの地名に由来。
執筆者:加藤 昭・須藤 俊男
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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