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よさこい節 ヨサコイブシ

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デジタル大辞泉の解説

よさこい‐ぶし【よさこい節】

高知県の民謡。古くから歌われていたが、幕末、高知城下に起こった僧純信と鋳掛け屋の娘お馬との恋愛事件からとった歌詞が有名。座敷歌として全国に広まった。曲名は歌の最後の囃子詞(はやしことば)「よさこい」による。

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世界大百科事典 第2版の解説

よさこいぶし【よさこい節】

高知県の代表的な民謡。江戸時代から歌われているが,起源には諸説ある。代表的な歌詞の〈土佐の高知の播磨屋橋で,坊さん簪(かんざし)買うを見た〉と歌われるのは,1855年(安政2)竹林寺(ちくりんじ)南坊の僧純信(順心)が鋳掛屋(いかけや)信平の娘お馬に懸想し,寺の品物を持ち出して与えていたが,あるとき,播磨屋橋の小間物屋サンゴ(珊瑚)の簪を買っているところを見つかり,情事と不正が明るみに出て,2人とも追放になったという事件を歌ったものという。

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大辞林 第三版の解説

よさこいぶし【よさこい節】

高知県の民謡で、花柳界の騒ぎ唄。鹿児島県の「夜さ来い晩に来い」という囃子詞はやしことばをもつ唄が伝えられたもの。1855年に起きた竹林寺の僧純信とお馬の駆け落ち事件が歌詞によみ込まれている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

よさこい節
よさこいぶし

高知県の代表的なお座敷唄(うた)。民謡というより俗謡に近く、唄の文句の最後の囃子詞(はやしことば)をとって曲名にしている。この唄の起源にはさまざまな説がある。1601年(慶長6)領主となる山内一豊(やまうちかずとよ)が入国して高知城を築くとき、工事現場の人足たちの歌った木遣(きやり)唄だという説。江戸中期の正徳(しょうとく)年間(1711~16)から諸国ではやった『江島節』が土佐に伝わり、『よさこい節』に変化したという説。九州の薩摩(さつま)半島で歌われていた唄が鰹(かつお)漁の漁師たちにより当地に運ばれたという説などである。いずれにしても『よさこい節』の旋律が前々からあり、これに、江戸末期の1855年(安政2)竹林寺の脇坊(わきぼう)妙高寺の僧純信と鋳掛(いかけ)屋の娘お馬のかけおち事件の話も歌詞に入れて、今日の形になったもの。なお、高知市で1956年(昭和31)以来、8月10日を中心に行われる「よさこい祭」では、これに四つ竹の踊りを加えてアレンジされた『よさこい鳴子踊唄』が歌い踊られる。[斎藤 明]

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