改訂新版 世界大百科事典 「ライプル」の意味・わかりやすい解説 ライプルRaipur インド中部,チャッティースガル州の州都。ボンベイ(現,ムンバイー)とカルカッタ(現,コルカタ)を結ぶ交通の要衝に位置する。人口60万5747(2001)。旧チャッティスガルChatīsgarh藩王国の首都で,行政,文化の中心都市として発達した。町には県庁などの行政機関のほか,理科系,法律,芸術系などの歴史の古い単科大学などがある。西方約20kmには,1955年から開発の始まった製鉄業都市ビライナガルがあり,そのため,冶金・鉱山学の単科大学も開設された。執筆者:中山 修一 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ライプル」の意味・わかりやすい解説 ライプルLeibl, Wilhelm [生]1844.10.23. ケルン[没]1900.12.4. ウュルツブルクドイツの画家。 1864年にミュンヘン美術アカデミーに入学,66~68年 A.ランベルクに師事。 69年にミュンヘンの展覧会に出品し,そこで G.クールベの作品に出会いその影響を受ける。その後パリに出たが,普仏戦争のため帰国。 70~73年はミュンヘンで活躍したが,それ以降はバイエルン地方の農村に住み農夫とともに生活しながら写実的で自然主義的な作風で農民の姿を描いた。主要作品『父の像』 (1866,ケルン,ワルラフ=リヒアルツ美術館) ,『教会の3人の婦人たち』 (78~82,ハンブルク美術館) 。 ライプルRaipur インド中部,マディヤプラデーシュ州南東部の商工業都市。ライプル県の行政庁所在地。チャティスガル盆地の中央部にある小丘陵上,標高 304mに位置。 14世紀に建設され,かつてチャティスガル藩王国の地方政庁所在地であった。化学工業が盛んで,プラスチック製品や医薬品の工場が多い。周辺は灌漑用水路が網目状に走り,同州の重要な米作地帯を形成。古くから米,木材の集散,加工地で,食品加工,製材の中心地。博物館,音楽学校,ラビ・シャンカール大学がある。人口 43万 7887 (1991) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by