ラミエール国立歴史公園(読み)ラミエールコクリツレキシコウエン(その他表記)Ramiers National Historic Park

デジタル大辞泉 「ラミエール国立歴史公園」の意味・読み・例文・類語

ラミエール‐こくりつれきしこうえん〔‐コクリツレキシコウヱン〕【ラミエール国立歴史公園】

Ramiers National Historic Park》ハイチ北部にある国立公園。港湾都市カパイシャンの南約30キロメートルの高原に位置する。19世紀初頭、奴隷出身のアンリクリストフが建造した要塞宮殿がある。1978年に国立歴史公園に指定。1982年に「シタデルサンスーシ城、ラミエール国立歴史公園」の名称世界遺産文化遺産)に登録された。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラミエール国立歴史公園」の意味・わかりやすい解説

ラミエール国立歴史公園
ラミエールこくりつれきしこうえん
Ramiers National Historic Park

ハイチ北部,カリブ海沿岸のカパイシアンから南へ 30kmの高原にある歴史公園。19世紀初期の黒人王国時代の城塞跡を中心とする。18世紀末に起こった黒人奴隷蜂起に端を発した動乱の末,1804年ハイチは独立を宣言。1811年,みずから国王を名のり即位した奴隷出身のアンリ・クリストフがかつての支配者フランスの古典文化に憧れ,ベルサイユ宮殿を模したサン・スーシ宮殿を建設,その背後のラ・フェリエールの山頂(970m)にはシタデル(要塞)を築いた。サン・スーシ宮殿は 1842年の大地震によって大部分崩壊,廃虚となった。1982年世界遺産の文化遺産に登録。

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