リスペクトール(その他表記)Lispector, Clarice

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リスペクトール」の意味・わかりやすい解説

リスペクトール
Lispector, Clarice

[生]1925.12.10. ソ連,ウクライナ
[没]1977
ブラジルの女流作家。生後2ヵ月のとき両親とブラジルに移住。少女時代から内外の文学書を読みあさる。国立法科大学に入学。 1943年『未開の心のそばに』 Perto do Coração Selvagemでデビューし,グラッサ・アラニャ賞を受賞。 43年から外交官の夫に従ってイタリア,スイス,アメリカ合衆国に滞在して小説を書く。 59年に帰国。代表作,長編『暗闇のりんご』A Maçã no Escuro (1961,C. D.バルボーザ賞) 。ほかに短編集『家族の絆』 Laços de Família (60) など。

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百科事典マイペディア 「リスペクトール」の意味・わかりやすい解説

リスペクトール

ブラジルのユダヤ系女性作家。生後まもなく家族とともにウクライナから移住した。《野性の心の間近に》でデビューして以来,独特の直喩,隠喩に満ちた詩的,神秘的で不透明な文体で内省的,実存主義的なコスモポリタンな作品を発表し,地方的,土俗的傾向の強かったブラジル文学に新境地を開いた。短編集《家族の絆》,小説《暗がりの中のリンゴ》《G.Hの受難》《星の時》などが代表作。

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