レイノサ(その他表記)Reynosa

デジタル大辞泉 「レイノサ」の意味・読み・例文・類語

レイノサ(Reynosa)

メキシコ北東部、タマウリパス州都市。同州北西部に位置し、リオグランデ川を挟んで米国テキサス州の都市マッカレンと隣接する。周辺灌漑かんがい農業による綿花サトウキビトウモロコシ栽培が盛ん。石油精製業、石油化学工業工場立地。レイノーサ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レイノサ」の意味・わかりやすい解説

レイノサ
Reynosa

メキシコ北東部,タマウリパス州北部の都市。アメリカ合衆国との国境をなすリオグランデ (ブラボデルノルテ川) の下流部右岸に位置する。 1794年メキシコ内陸部開発計画に基づいて川岸に建設されたが,たびたび洪水の被害を受けたため,1802年に標高約 90mの現在地に移転。おもに牧牛に依存していた市の経済は,1935年周辺地域への灌漑農業の導入により大幅に改善され,生産量が急増した綿花,サトウキビ,トウモロコシなどの農産物集散地として発展。市内には綿花加工,蒸留酒,製材煉瓦などの工場があり,また近くの油田からの石油を利用する石油精製,石油化学などの工業も立地。アメリカ合衆国および南西 250kmのモンテレイ天然ガスのパイプラインが延びる。メキシコへの通関地で,テキサス州南部やメキシコ北部の主要都市と道路,鉄道で連絡。人口 28万 1618 (1990推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「レイノサ」の意味・わかりやすい解説

レイノサ
れいのさ
Reynosa

メキシコ北東端、タマウリパス州の都市。人口40万3718(2000)。アメリカとの国境河川リオ・グランデ川に面し、対岸はテキサス州のヒルダゴである。綿花栽培地帯の中心地で綿花、トウモロコシ、サトウキビなどを集散する。モンテレーから通じる国道40号線の終点をなし、アメリカへの季節労務者が多い。

[高木秀樹]

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