翻訳|Salvador
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ブラジル東部,バイア州の州都。人口271万4018(2005)。トドス・オス・サントス湾の北岸に接する。1549年初代ブラジル総督トーメ・デ・ソウザにより設立され,1763年まで植民地の主都であった。現在でも東部の主要都市の一つである。市の中心部は,上町Cida de Altaと下町C.de Baixaに分かれ,両者は大型エレベーター,坂道によって結ばれている。港には大型船が停泊できる。近郊のアラトゥ,カマサリなどの工業団地は連邦政府の税制恩典政策により,石油化学,繊維,食品,機械などを中心に急速に発展してきたが,地元市場の規模が小さいので,停滞する傾向を示している。美しい湾,海岸,70もの教会を含む植民地時代の建築,アフリカ的要素の強い民俗,舞踊,音楽などによって,海外にも観光地として知られている。
執筆者:山田 睦男
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ブラジル北東部、バイア州東部の港湾都市で、同州の州都。旧称バイア。ブラジル第三の大都市で、1763年まで首都であった。市街地はトードス・オス・サントス湾口の半島上に位置し、湾岸の低地(下町)と台地上(山手)に広がる。人口244万3107(2000)。砂糖生産の中心地で、17~18世紀にはその輸出や奴隷貿易で栄えた。その繁栄ぶりを示す70余りの教会、要塞(ようさい)など由緒ある建造物が山手に集中しており、この地区全体がブラジルの重要文化財として、史跡保存の対象になっている。港を中心とする下町は多数の銀行、商社などが集中する高層ビルのビジネス街で、それに続いて、精油、繊維、セメント、機械などの工場地区がある。下町と山手をつなぐエレベーター塔(長さ70メートル)はこの町最大の風物の一つである。町並みと海岸が美しく、ブラジル第一級の観光都市にあげられる。
[山本正三]
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…アフリカとインドで軍人,行政官として実績をあげていたソウザが選ばれたが,彼の着任の際には,6隻の船に彼を補佐する首席財務官,首席判事,官吏,兵士,大工,石工,職人,入植者など約1000人が同乗して到着した。ソウザは市会発足,首都サルバドルの建設,造船所設立,イエズス会への委託によるインディオの教化改宗,牧畜導入,他のカピタニアの監査,各地の要塞の点検など,多くの事業に精力的に取り組み,功績をあげた。【山田 睦男】。…
※「サルバドル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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