ワガドゥーグー(読み)わがどぅーぐー(英語表記)Ouagadougou

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ワガドゥーグー」の意味・わかりやすい解説

ワガドゥーグー
わがどぅーぐー
Ouagadougou

西アフリカの内陸国ブルキナ・ファソの首都。全土サバナのこの国のほぼ中央部に位置し、コートジボワールの都市アビジャンと鉄道でつながっている。人口70万9736(1996)、147万5223(2006センサス)、241万5266(2019センサス)。11世紀以来、国の人口の半分を占めるモシ人の王都であった。独立後、この国の政治、経済、文化、交通の中心となり、独立時の人口3万から急速に人口が増加した。とくに干魃(かんばつ)などによる農村からの流入が著しい。中心市街地は近代的な街区で、官庁、学校、病院、商店、市場、高級住宅、競技場、総合大学などがある。食品、繊維、皮革、機械などの工業が立地する。周辺は綿花ラッカセイ雑穀の栽培や牧畜を行う農業地帯である。

[藤井宏志]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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